8月9日 いつだって旅の途中



 天かけて
 春の空ゆく
 雪の路
 桜のぬくもり
 夏に残して
   
 残り香と
 共に過ごして
 葉月雲
 空の涼みは
 春思わせて


この詩は、先日この世界での役目を終え、

ステージを天に移した津川雅彦さんを

思って詠んだもの。

この数日は、人の旅立ちによく出会う。

あ、こういうことばかりじゃなくて、

転職とか、引っ越しとかも含めてね。


昔はそういう場面に出会うと少し焦ってた。

俺も場所を変えたほうがいいのか?

俺も新しい職場を求めたほうがいいのか?

ってね。

でも今は違う。

絶対に移らない訳ではないけど、

物事にはそれぞれ

タイミングってやつがある。

大事なのは、

新しい普通を求めることじゃない。

自分のタイミングにちゃんと気づくことだ。

隣の庭は何とやら。

急がず焦らず、おじゃるのように時を待て。

kuroshishiro's feeling

染めて黒、染めずに白。

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